熱硬化性樹脂以外にも一般的な離型剤では対応が難しいものが多数ございます。その代表例がPVCのような酸性ガスを発生する樹脂です。酸性のガスは離型剤の劣化を早め、さらに金型に対しても攻撃し、酸化を促進させ防錆剤を縫っていても腐食しやすい状況に陥ります。その他、米国では食品・飲料・医薬品・」化粧品等の容器等を生産する場合、離型剤も食品規格を通る必要がありますが、日本ではまだその制度が整っていません。SLIDE商品として、安全性の高い離型剤もご提案致します。


41112 DFL・ドライフィルム
 ・塩素系不使用
 ・深絞り成型に最適
 ・ABS,アセチル,ナイロン,ビニール,PVCを含む殆どの
  ゴムや 熱可塑性樹脂に最適
 ・フェノール系やウレタン系にも
 ・最大使用温度:260℃
 
PTFEを含有し、速乾性に優れた潤滑剤です。射出成型や深絞り成型に最適で、特に固くて脆い系統の樹脂や、各種ゴム素材に向いています。ドライなのでほこりや汚れを呼び込みにくく腐食性の薬剤にも不活性です。

42712 エレクトリック
 ・塩素系不使用
 ・非シリコン系で塗装可能
 ・電子部品のプラスチック成型に最適
 ・最大使用温度:260℃
 
シリコン非含有で塗装可能な離型剤です。成型された電子部品の電気的性質を阻害しないよう特別に作られております。成型後の洗浄工程が不要で大幅に生産性を向上させます。

44110 ハイテンプ1800
 ・塩素系不使用
 ・シリコン非含有で塗装可能
 ・ボロンナイトライド配合
 ・ガラス生産にも使用可能
 ・ULTEM樹脂等エンプラにも最適
 ・最大使用温度:982℃
 
ハイテンプ1800は耐熱性が982℃(華氏1800度)と非常に高く、高温の樹脂成型に最適です。ボロンナイトライド配合の特殊潤滑膜が生産性の向上に貢献します。また、樹脂の成型だけでなく、鉛、亜鉛、アルミニウム、真鍮といった低融点の金属ダイカストやガラスの成型にも使用可能です。

46612N ノックアウト
 ・塩素系不使用
 ・非シリコンで塗装可能
 ・米国食品規格認証(+++++)
 ・最大使用温度:232℃
 
他でうまくいかなかった箇所に使う離型剤です。ひっつきやすい部品を綺麗に取る事ができ、米国にて間接的な食べ物への接触が認められる規格を取得しています。薄く、ドライなコーティングを施しショット数を延ばします。

42510 モールドセイバー
 ・塩素系不使用
 ・腐食性蒸気を中和します
 ・不純物の形成を抑制
 ・シリコン非含有で塗装可能
 ・PVCに最適
 ・最大使用温度:232℃
 
難燃樹脂やPVC等の成型では、腐食性のある酸性ガスが発生し、金型を痛めると共に作業員にも悪影響を及ぼします。モールドセイバーは薄く効果的な膜を形成し、成型時に発生するガスを中和し、酸性ガスの発生を抑制する事により、金型を守ると共に作業員の安全性も向上させます。キャビティにスプレーすると成型中に発生する酸性不純物の形成も抑制します。。

45712N ピュア・イーズ
 ・塩素系不使用
 ・非シリコン系で塗装可能
 ・米国食品規格認証(+++++)
 ・色の変化や悪臭が無い
 ・UL認証
 ・最大使用温度:315℃
 
天然ホワイトオイルベースで米国食品規格認証品につき、医療系や、食品・飲料系の成型品にも安心です。熱可塑性樹脂や、ポリオレフィン系、ポリカーボネート、ゴム、エポキシ等様々な材料に適合。無色・無味・無臭です。耐熱性も高く、塗装も可能なので幅広くご使用頂けます。

41212N 水溶性離型剤
 ・塩素系不使用
 ・非シリコン系で塗装可能
 ・超音波溶着可能
 ・パーツを水で洗浄可能
 ・水を含みません
 ・最大使用温度:232℃
 
水溶性離型剤は金型部品を成型津に保ちます。塗装やホットスタンプ、めっき前に取り除く必要はありませんが、テストは行って下さい。帯電防止特性により、ほこり等の呼び込みを抑えます。いわゆる離型剤を使用したくない現場に。

41012N ステアリン酸亜鉛離型剤
 ・塩素系不使用
 ・非シリコン系で塗装可能
 ・ステアリン酸亜鉛含有
 ・低温でドライ、高温で液状化
 ・最大使用温度:315℃
 
低温ではドライで軽く、耐水性のあるステアリン酸亜鉛は、高温で液状化して作用します。成型後冷えるとドライに戻ります。ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリサルフォンやゴムの成型に使用可能。油性塗料との相性が良く、生産性の向上を促し、コスト削減に貢献します。。

   輸入元 : 株式会社TASKMATE
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